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データサイエンティストの大量採用、本当に起きる?(前)

2013/12/04

Sharon Florentine CIO

 IT関連のメディアでビッグデータに関する記事を読むと、スキルと給料が高いデータサイエンティストを採用し維持するために、企業は多額の投資が必要だと盛んに書き立てられている。だが、データサイエンスを教える社会人大学院にあわてて願書を提出するのは早計だ。

 実際のところ、多くの企業では、ビッグデータをめぐる課題を克服してビッグデータをスマートデータに変えるために、人材の採用よりも、データ分析用のテクノロジーを活用したり、既存の従業員をトレーニングすることで対処しようとしている。

中小企業のビッグデータ対策は

 中小企業の多くは、ビッグデータをめぐる熱狂からは距離を置き、人材の採用にはつながらない可能性が高いと、非営利のIT業界団体である米CompTIAの調査担当ディレクター、Tim Herbert氏は話す。こうした企業が直面している課題は、本当の意味でビッグデータに関連したものではないからだ。

 「多くの企業は、実際はビッグデータに関する問題を抱えていない。あるのは比較的小さな課題だ」と同氏は話す。中小企業がビジネス目標の重要ポイントを探り、どうやって生のデータを行動のためのインテリジェンスに変えるかを考えるときに、マーケティング、財務、業務などの部門とIT部門との間で生じる課題が中心だという。

 「中小企業も、ビジネスデータを取り込んでビジネスインテリジェンスに変える方法を見つける必要はある。だが、データアナリティクスやHadoopなどのテクノロジーを目にしても、これほどまでに巨大かつ強力で拡張性のあるものは必要ないと考える企業が多い」と同氏は言う。

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