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米警察署、ランサムウエアの犯人に750ドルの身代金を支払う

2013/11/25

John E Dunn Techworld

 米マサチューセッツ州の警察署が、ランサムウエア「Cryptolocker」への感染によって暗号化された重要なファイルを元に戻すために、犯人の要求どおりに多額の「身代金」を支払っていたことが分かった。

 地元Herald News紙の報道によると、事件が起きたのは同州スワンシーの警察署だ。パソコンがCryptolockerに感染し、画像ファイルやWord文書が暗号化され、金銭の支払いを要求するメッセージが表示された。警察はその指示に従い、11月10日に仮想通貨「Bitcoin」2枚を750ドルで購入した。犯人からは復号鍵が送られてきたという。

 一連の対応はにわかには信じがたく、警察の行動規範に対する重大な違反ではないかとも思える。

 「Cryptolockerは非常に巧妙にできており、Bitcoinを購入するしかない。我々は今回Bitcoinというものを初めて知った」と、同警察のGregory Ryan警部補は同紙に驚きの告白をしている。

 同警部補は、犯罪者に金銭を支払ってでも元に戻したい重要なファイルとは何だったのか明らかにしていないが、今回の件について、「こうした事態に対処する人にとって教訓になった」と強弁している。また今回の感染では、警察が公式な報告書や写真を記録するためのシステムは被害を受けなかったとしている。

 「セキュリティ侵害は受けていない」と同警部補は言うが、正確な主張ではないとの印象を与えそうだ。

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