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計算機科学の父Turingに死後恩赦

2013/12/27

Derek du Preez Computerworld UK

 「現代計算機科学の父」として知られ、同性愛行為で逮捕された2年後に亡くなった英国のAlan Turing博士に対し、英女王の国王大権に基づく死後恩赦が与えられた。同氏をめぐっては、名誉回復を求める活動が長年にわたり続けられていた。

the Bletchley Park museumにあるアラン・チューリング氏の銅像(撮影:Elliott Brown)

 Turing氏は第2次世界大戦中に暗号解読に携わったことでも有名だ。暗号「Enigma(エニグマ)」の解読では重要な役割を果たした。この解読によって、第2次世界大戦の終結が少なくとも2年は早まったと考えられている。

 しかし同氏は1952年、同性愛行為で有罪判決を受け、化学的去勢を受けることを命じられた。

 この判決で、同氏は心理的にも身体的にもダメージを受けた。さらには、国家機密の取り扱い許可も剥奪された。これにより、英諜報機関GCHQ(政府通信本部)の仕事はできない身分となった。

 同氏は1954年に青酸中毒で死亡。検死の結果、自殺と断定された。しかし、事故死とする説も長年にわたり唱えられている。

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