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計算機科学の父Turingに死後恩赦

2013/12/27

Derek du Preez Computerworld UK

 英国のChris Grayling司法大臣は次のように述べている。「Alan Turing博士は類まれなる人物で、明晰な頭脳を持っていた。博士は第2次世界大戦中にブレッチリー・パーク(の暗号解読施設)でその頭脳を発揮し、暗号『Enigma』の解読で中心的な役割を果たした。これが戦争の終結を促し、多数の人命を救う結果となった」

 「後年の博士の人生は、同性愛行為に対する有罪判決が暗い影を落とした。今日から見ると不当で差別的と考えられる判決であり、ここに撤回されることとなった」

 「戦時に果たした多大なる貢献と、科学に残した遺産について、Turing博士は記憶と承認に値する。女王陛下からの恩赦は、類まれなる人物にふさわしい称賛である」

 通常、恩赦が与えられるのは、その人物が無罪で、かつ家族などの関係者からの申請があった場合に限られる。今回の恩赦が異例なのは、どちらの要件も満たしていない中で恩赦が与えられた点だ。これは、Turing氏が残した功績の偉大さを反映したものだと英政府は述べている。

 国王大権に基づく今回の恩赦は、2013年12月24日付けで発効となった。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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