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クラウドコンピューティング、2014年の10大予想(下)

2014/01/31

Sharon Florentine、Thor Olavsrud CIO

9:クラウドがインテリジェントになる

 企業各社は、意思決定の強化、収益力の拡大、コストの削減、カスタマーエクスペリエンスの向上という面でデータを活用する取り組みに次第に力を入れている。2014年は、企業のこうした取り組みを支えられるようにクラウド事業者が対応策を強化するとConsidine氏は予測する。

 特に、コンシューマーに関してもデバイスに関してもデータがいっそう分散化している現在では、データを企業のデータセンターとは結び付けずにクラウド上で処理するという考え方はますます魅力的になる。

 「当社では、データの分析について検討を重ねており、あらゆる企業が分析に対して抱いているニーズを真剣に考えている。社内ではさまざまな活用事例を目にしている。企業が膨大なデータに対するマイニングによってきわめて有益な情報を探り当てるという発想は、クラウド業界全体として非常に重要だ」

 2014年は、分析ソリューションを構築するためのソフトウエア部品から、そのまま使える総合的な分析サービスに至るまで、クラウド事業者は多彩なサービスを打ち出すことになりそうだと同氏は指摘する。

10:M2Mが本領を発揮し始める

 M2M通信で我々の世界は大きく変わると考えられる。2014年は、その実現に向けてクラウドが重要な役割を果たすことになりそうだ。

 Considine氏はこう話す。「いわゆる『モノのインターネット(IoT:Internet of Things)』に目を向けてみよう。ネットに接続されているデバイスの数は、既に世界の人口を大きく超えている。この状況にどう対処すればよいだろうか。それだけの数のデバイスを長期的にどう管理するのだろうか。これは分散の問題になる。データの収集や一元化をどのように行い、そのデータをどうやって世界に送り届けるのだろうか。実現にはさまざまなテクノロジーが必要だ。クラウドは、いくつかの非常に強力な機能を実現する」

 4G LTEのワイヤレス接続があらゆる場所に広がることと、強固なセキュリティを備えたM2Mソリューションをインターネット上のオンデマンドサービスとして使えるようになることは、企業がM2M活用への第一歩を踏み出す後押しになるとVerizonは言う。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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