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サポート終了後のXP、ウイルス定義の更新だけで守れるか(後)

2014/02/06

Gregg Keizer Computerworld

 ウイルス対策ソフトのメーカー各社は、米MicrosoftがWindows XPのサポートを終了する4月以降も、ウイルス定義ファイルの更新を長期的に続ける意向を表明している。しかし専門家は、ウイルス対策ソフトだけでパソコンの安全性を確保できるわけではないと注意を促す。

前回から続く)

 ドイツのウイルス対策ソフト試験機関AV-Test.orgのCEO(最高経営責任者)であるAndreas Marx氏がまとめた情報によると、他社製のウイルス対策ソフトの中には、ウイルス定義ファイルの更新がもっと先まで続くものも多い。

 例えば、AV-Test.orgのXP向けウイルス対策ソフトの調査で2013年9~10月の1~3位に入ったロシアKaspersky Lab、ルーマニアBitDefender、ドイツAviraを見ると、一般ユーザー向けのXP製品のサポートは、Kasperskyが2018年まで、BitDefenderが2016年1月まで、Aviraが2015年4月までとなっている。

 ビジネスユーザー向けのXP製品では、Kaspersky、米Symantec、トレンドマイクロが上位に入った。ビジネス製品のサポートは、Kasperskyが2016年下半期まで、トレンドマイクロは2017年1月30日までとしている。Symantecは終了日をまだ確定していない。

 このように、主要各社のウイルス対策ソフトの多くは、XP向けにもウイルス定義ファイルの提供が継続される。だが、それだけで古いパソコンの安全性を十分に守れると思い込まないよう、Marx氏は注意を促す。

 「各社は、ウイルスエンジン用の定義ファイルの提供は継続するものの、XP向けの製品自体や、基盤にあるテクノロジーの更新は行いそうにない。定義ファイルはウイルス対策全体のごく一部にすぎない。ウイルス対策ソフトでは、ビヘイビア(プログラムの挙動)に基づく検出技術など、さまざまなテクノロジーが複合的に使われているが、そうした部分はアップデートされない可能性がある」

 それでも、サポートが続くウイルス対策ソフトでXPパソコンを保護することは、何もしないよりはましだと同氏は言う。「ウイルス対策ソフトを導入しておくことがきわめて重要なのは間違いない。ただし、過度の期待は禁物だ」

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