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ITアウトソーシング、2014年に予想されるトレンドのトップ10は?(上)

2014/02/10

Stephanie Overby CIO

 少なくとも、自動化が全体として増えることは予想される。米法律事務所Pillsbury Winthrop Shaw Pittmanでグローバルソーシング部門の主任を務めるJoe Nash弁護士は次のように話す。「労働賃金格差の費用便益がおおむね回収され、人件費の上昇が避けられない状況にある現在、CIOは運用コストを抑制するために別の可能性を探る必要がある。ITの機能やサービスを完了させるまでに必要な作業について、その作業にかかる人件費を減らす方法を見つけるのではなく、自動化によって作業の量自体を減らす方法を見つけるという発想だ」

 2014年は、アウトソーシングの受託事業者のソリューションにプロセスオートメーションが統合されることになりそうだと、ITアウトソーシングに関するコンサルティングを手がける米AlsbridgeのCEO(最高経営責任者)、Chip Wagner氏は言う。

2:ハイブリッド型のオフショアリングが活発化する

 「2014年は、1社の委託先にオフショアリングすることが当たり前ではなくなる」と、アウトソーシング・コンサルティング企業である米NeoGroupのAtul Vasithsha会長は言う。代わりに、インソーシングとアウトソーシングのオフショアリングを組み合わせたハイブリッド型のモデルが、新たな選択肢として注目を集めることになりそうだ。

 「企業は、グローバルなビジネスサービスモデルへの投資を増やし始めている。このモデルは、共用サービスとアウトソーシングを最適な形で組み合わせ、共通のガバナンスモデルで管理するというものだ。この結果、メディアやエンターテインメントなど、従来はオフショアリングに二の足を踏んでいた業界でも、キャプティブ型でプロセスのオフショアリングが始まっている」(Vasithsha氏)

 実際、2014年はアウトソーシングのさまざまなモデルが幅広く混在することになりそうだ。ITサービス事業者の米Mindtreeでアメリカ部門を統括するScott Staples氏はこう話す。「多くの企業では、最良の人材と、費用対効果が最も高いITサービスとを最適な形で組み合わせる必要がある。アウトソーシングとインソーシングは競合するものではなく補完し合うものだと捉え、オンサイト/オンショア/オフショア/ニアショアというすべての選択肢を同じモデルで活用することが、最適なソーシング戦略となる」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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