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ITアウトソーシング、2014年に予想されるトレンドのトップ10は?(下)

2014/02/14

Stephanie Overby CIO

4:顧客企業がサービス統合を自前で行う

 企業のIT部門のリーダーは、マルチソーシング環境の管理を外部企業に任せる試みを近年進めてきた。そして2014年は、各社がサービス統合を自ら手がけることになりそうだ。アウトソーシング・コンサルティング会社の米Information Services Group(ISG)でディレクターを務めるLois Coatney氏はこう話す。「顧客企業は、さまざまなアウトソーシングのモデルを試す期間をへて、不可欠なコアコンピテンシーとしてのサービス統合に次第に力を入れ始め、重要な役割をインハウスに戻していきそうだ」

 「アウトソーシングのモデルでは、サービス管理の有効性を把握したり直接制御したりするのが難しく、また場所が離れすぎていて信用義務を満たすこともできないという点を顧客企業は認識している。強固なサービス統合能力を社内に確立しておけば、柔軟性が高まるとともにビジネスの理解が深まり、専門的な受託事業者を新たに利用するための下地になると各社は気付き始めている」(Coatney氏)

5:クラウドが地に足を着ける

 クラウドコンピューティングは既に広く定着したと見て間違いないが、こうしたITサービスを効果的に管理する方法については、企業各社はこれまで試行錯誤を重ねてきた。「2014年は、顧客企業とサービス事業者がクラウドサービスの戦略的目標の定義をさらに深化させると予想する。一貫性のある指標を適用してROIを定量化し、契約環境の急速な変化に対応していくためだ」と、ISGの首席コンサルタントであるScott Feuless氏は言う。「測定の枠組みを標準化して、複数のソリューションを有意な形で比較できるようにすることが1つの鍵となる」

 最終的には、クラウドの選択肢同士を個別に比較することも、クラウドと従来型のソリューションを比較することもできるようになる。「クラウドサービスの活用という面では大きな前進だ。アーリーアダプターたちの過ちを避けることができる。サービス事業者は、意識と知識を高めた顧客各社のニーズを満たせるよう、提供するサービスをブラッシュアップすることになる」(Fueless氏)

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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