TOPマネジメント > 米国で1Gbps接続の新興ISPが徐々に登場(中)

マネジメント

米国で1Gbps接続の新興ISPが徐々に登場(中)

2014/03/12

J.D. Sartain CIO

 米国の主な都市はブロードバンド接続の利用にかかる費用が高く、サービスは低速とされる。一握りの地域を除けば、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)同士の競合がきわめて少ないからだ。米Googleが始めた高速で低額の1Gbpsインターネット接続サービス「Google Fiber」がその状況を変えようとしている。

前回から続く)

 米調査会社Forrester Researchで通信とネットワーク分野を担当しているアナリストのDan Bieler氏は、ネットワークのプロビジョニング(必要になったときすぐに利用できるよう準備しておくこと)に関してGoogleと通信事業者が折衝するうえで、Googleの発言力がGoogle Fiberによって高まると指摘する。

 当然ながら、通信事業者やケーブル事業者は、ネットワークのプロビジョニングで主導権を維持しておきたいと考えている。Googleが一般家庭向けや企業向けに独自のネットワークを構築したら、通信事業者は利用者をGoogleに奪われる恐れがある。

 「Google Fiberの登場によって、競合各社は、『本物』のブロードバンドを手ごろな料金で投入する必要性を真剣に検討せざるを得なくなっている」と同氏は言う。この動きは、購買力が大きくビジネスの密度が高い地域では起きそうだが、地方部ではその可能性は下がる。地方で光ファイバーへの投資を回収することは必ずしも容易ではないからだ。「光ファイバーを巡る競争は激化しそうだが、すべての地域がそうなるわけではない」と同氏は話している。

 米Gartnerのバイスプレジデントで調査アナリストのIan Keene氏も見解は同じだ。「100Mbps以上の高速接続を利用できるのは、当面は大都市のみに限られそうだ」と同氏は話す。

↑ページ先頭へ