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ビッグデータとアナリティクスでプロスポーツはこう変わる(後)

2014/04/03

Lauren Brousell CIO

 ビッグデータとアナリティクスの波はスポーツ界にも及びつつある。監督や選手にとっても、チームのフロントにとっても、さまざまな形で効果を発揮することが考えられる。タッチダウンを決められるかどうか、契約を結べるかどうか、といったことがビッグデータとアナリティクスによって変わるかもしれない。

前回から続く)

 スポーツをリアルタイムで追跡するシステムとしては、米STATSの「SportVU」もある。2013~2014シーズンからSportVUを導入した米プロバスケットボールリーグNBAでは、会場に6台のカメラを設置し、全選手の動きとボールの動きのデータを毎秒25回ずつ収集している。

5:ファンの意向を予測できる

 テレビ観戦では得られない一歩進んだ体験をファンに与えるうえで、スポーツチームやチケット販売会社にとってアナリティクスが役立つ可能性がある。ファンに対する理解が深まれば、ファンの意向に沿ったサービスを提供できるようになる。

 米LiveAnalyticsは、米チケット販売大手Live Nation傘下の企業で、データ、アナリティクス、調査に関する業務を行っている。同社のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、John Forese氏は次のように話す。「肝心なのは、地元チームの対戦カードにファンが関心を持つのはいつなのかを把握したり、試合開始が午後4時というのは遅すぎないかどうかを把握したりすることだ。そして、ファンが観戦を判断しようとするタイミングで、そうした情報を届けることも肝心だ。また、シーズンチケット所有者の観戦意欲を刺激し、チケットを持ち続けてもらうことも肝心だ」

 NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのように、来場者用のモバイルアプリでファンの意向やニーズを把握することを目指すスポーツチームも増えている。こうしたアプリでは、特別なコンテンツを見たり、売店の飲食物を座席から注文したり、トイレの待ち時間を確認したりできる。

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