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経営幹部にとってのソーシャルメディアの意義(後)

2014/04/10

Matt Kapko CIO

 好むと好まざるとにかかわらず、ソーシャルメディア上での言動は、個人としても職業人としても、その人の人柄や価値感を大いに物語る。ソーシャルメディア上で実務的知識とキャリア志向を的確なバランスで両立させることは、これまで以上に重要だ。現在では、企業の経営幹部クラスの人たちも、ソーシャルメディアに参戦する必要に迫られている。

前回から続く)

 職探しやキャリアのステップアップにつながるという点は、人々がLinkedInに参加する動機になっているかもしれない。だが、現在のLinkedInは、その範囲を大きく越える存在へと成長を遂げており、営業、売り込み、ネットワーク形成のための基本的なビジネスツールとなっている。そうした現実に加え、もう1つの現実として、ソーシャルメディア上の活動は完全にプライベートなものではなく、その人の所属企業をも反映するものとしてますます重要になっているという面がある。

 「問題は、ソーシャルメディア上で自らの言動が持つ意味をきちんと理解していない企業人が多いことだ。自己表現があまりうまくできていない」と、米PeopleLinxのCMO(最高マーケティング責任者)、Michael Idinopulos氏は言う。

 弁護士や営業担当者のプロフィールに華がないと、その所属企業の信頼性もすぐに下がることがあると同氏は言う。社員と企業の双方とも、ソーシャルメディアに対する頭脳的な戦略の重要性を認識して事に対処してはいるものの、プロフィールや対外イメージを向上するには具体的に何をどうすればよいかが分かっていない人が多いと同氏は指摘する。

従来の人脈作りとの違いは

 「ソーシャルメディアというツールの最も顕著な違いは、従来の人脈作りやネットワーク作りを強力にしたものという点だと私は思う。活動の中身そのものが根本的に異なるわけではない。集いの場で人々が出会い、名刺交換や情報交換を図るというのは昔も今も同じだ。新しいのは、以前とは桁外れの規模でそれを行えるようになったということだ」

 それでも、所属企業にもたらされるメリットは通常は二次的なものだという。「役職によっても大きく異なるが、最終的には個人ブランドに帰結する。具体的な職種が何であれ、ソーシャルネットワーク上で強力な個人ブランドを確立することで、その個人がメリットを受けることになる」

 「出社する時や仕事の打ち合わせに参加する時に、靴ひもを結んでいかなかったり、だらしない服装をしていく人はいないと思う。ネット上でそれに相当する振る舞いを自ら進んでしている人がいまだに見られるのは、ある意味で衝撃だ」

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