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Bitcoinは「20年前のインターネットに類似」、専門家が指摘

2014/04/09

Joab Jackson

 現地時間2014年4月7日、仮想通貨「Bitcoin」に関する2日間のカンファレンス「Inside Bitcoins」がニューヨークで始まった。基調講演では、現在のBitcoinは20年前のインターネットに似ており、非常に有望な前途を感じさせるものの、かなりの進化が必要だとの指摘があった。

Bitcoinのイベントで講演するCircle CEOのJeremy Allaire氏

 基調講演に登壇したのは、デジタル通貨の専門企業である米CircleのCEO(最高経営責任者)、Jeremy Allaire氏だ。Bitcoinは、完全に分散化された形で通貨価値の保管や転送を行うことを可能にする初のデジタルシステムであり、世界規模の巨大なシステムとなる将来性を秘めていると同氏は言い、中央銀行の関与なしで、人々がメールなどの電子的手段によって金銭のやりとりをコストなしで安全に行うことができると述べた。

 同氏は、1994年頃のインターネットについて、「初期の技術は荒削りだったが、世界規模の商取引の基盤となった」と指摘。「現在の我々はこのような進化の段階にいる。こうした進化には長い時間がかかる」と述べた。

 全体としては、メインストリームでの使用にふさわしいテクノロジースタックがBitcoinに完全にそろうまでには、10年ほどを要する可能性もある。

技術実験か仮想通貨か

 これまでのところ、Bitcoinに関与するユーザーは非常に限られているとAllaire氏は指摘する。熱心な支持者かアーリーアダプター、あるいは投資目的で購入して保有している人が大半だ。支払い手段として利用している人はほとんどいない。

 「Bitcoinにはまだキラーアプリがない」と同氏は言う。

 一般の人が広く利用できる存在となるためにBitcoinに何が必要なのかについて、同氏はいくつかの点を指摘した。1つは、Bitcoinのテクノロジー自体にまだ進化の余地があるという点だ。Bitcoinの中核部分が実装されても、他に数々の追加的な要素が欠かせない。1994年当時のWebサーバー技術と同じように、Bitcoinの技術はまだ「1.0以前の段階」だと同氏は言う。

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