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MS Open Techが中国法人を開設、オープンソースに対するMSの姿勢に変化か

2014/05/29

Sheila Lam Computerworld Hong Kong

 米Microsoftが中国でオープンソース関連の活動を強化している。同社子会社の米Microsoft Open Technologies(MS Open Tech)は2014年1月、中国の現地法人Microsoft Open Technologies Shanghai(MS Open Tech Shanghai)を設立した。

 MicrosoftがMS Open Techを子会社として設立したのは2012年のことだ。同社のプロプライエタリーな製品と、Microsoft以外の製品や技術との隔たりを埋めることを目的としたものだった。MS Open Techでオープンソースコミュニティー担当シニアディレクターを務めるGianugo Rabellino氏が先日香港を訪れた際に話を聞いたところ、MS Open Techはユーザーのニーズに応えていると同氏は述べた。

 「我々は、顧客の声に耳を傾けたいと考えている。顧客が求めているのは、MicrosoftとMicrosoft以外の製品を組み合わせて利用することだ。我々はその実現を目指したい」

 今年中国に設立した現地法人は、MS Open Techにとって初の海外進出であり、中国市場に対するコミットメントの表れだと同氏は話している。中国の活気に満ちたオープンソースコミュニティーにMS Open Techは関心を寄せていると同氏は言う。

 「これによって、地元のオープンソースプロジェクトに影響を及ぼす機会が得られ、Microsoftのエコシステムとの連携を実現できるようになる」

経営陣の交代と企業各社の動向が影響

 オープンソースの先駆者の1人で、現在は米Red Hatの上級副社長とCTO(最高技術責任者)を務めるBrian Stevens氏は、Microsoftの最近のこうした動きについて、同社の経営陣が交代したことによるものだと話す。

 「Bill(Gates氏)とSteve(Ballmer氏)は、オープンソースは同社のビジネスに対する脅威であり、知的所有権の侵害であり、『悪』だと捉えていた。新しい経営陣は、オープンソースが広く浸透していることをきちんと認識している」

 さらにStevens氏は、企業各社がハイブリッドなIT環境に移行する中で、連携や相互運用性はきわめて重要だと話す。「MicrosoftがLinuxをリリースすることを期待している顧客はいないだろうが、Microsoftとしては、顧客の環境でLinuxとWindowsがきちんと連携できるよう、自ら関与する必要がある」

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