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Intel、3Dプリンターでカスタマイズ可能なロボットの年内発売を計画

2014/05/30

Mark Hachman PC World

 黒いほうのロボットは、Quarkチップで動き、価格は1600ドルだ。このロボットに何ができるのかは不明だが、どうやらアプリで動くもようだ。駆動装置やモーターなどの機械部品は製品のキットに含まれているが、それ以外の部品はユーザーが自ら3Dプリンターで作成する。

 スマートシャツもまだプロトタイプの段階だが、現時点で少なくとも動作はしているようだ。Intel幹部のMike Bell氏が行った実演では、内蔵のコンピューティング・モジュール経由で通信したデータをワイヤレスでスマートフォンに送っていた。

 こうしたデモにどういう意味があるのかは、もちろん誰にも分からない。Intelは1月のCESの時も、似たような機能を持つスマート・ベビー服のほか、スマートウォッチ、ボール型の充電器など、さまざまなデバイスを紹介していた。プロトタイプやリファレンス・デザインという意味では、これらはEdisonの活用例として役に立つ。だが、コンシューマー向け製品の例として見た場合、もっと掘り下げが必要だ。

 情報によると、1600ドルで発売するロボットは、書籍とペアになっているという。そう考えると、皮肉なことに、このロボットが今後再び話題に上ることはまずなさそうだ。コンシューマー市場の新分野への進出に関して、Intelはこれまで大した実績を残していない。例えば、斬新なストリーミングTVサービスとして準備を進めていた「OnCue」は結局頓挫し、同社はその事業を2014年1月に米Verizonに売却した。おそらくは特許絡みの売却だ。

 だが、現在Intelは重大な岐路に立っている。デスクトップパソコン、ノートパソコン、サーバー向けのプロセッサに関しては、同社は穏やかな波の中を進んでいるが、組み込み市場に関しては、沖で荒れ狂う大波に巻き込まれることになる。同社が今後も航路を維持できるかどうかは定かではない。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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