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2-in-1を巡るAppleの発言にMSが2年後に応酬(前)

2014/06/10

Gregg Keizer Computerworld

 「トースターと冷蔵庫を合体することはできるが、きっとユーザーが喜ぶものにはならない」――米AppleのCEO(最高経営責任者)Tim Cook氏の2012年4月の発言だ。この発言は、タブレット端末とノートパソコンの融合について意見を聞かれた同氏が、否定的な見解を示した時のものだ。

 この時点では同氏自身も気づいていなかったことだが、この話は、米Microsoftのハードウエア戦略、特にタブレット端末「Surface」シリーズの戦略について述べたものだったのだ。

 この時Cook氏はこう話していた。「どんなものも、無理やり合体させることは可能だ。だが問題は、製品で肝心なのはトレードオフだということだ。折り合いを付け始めると、結局最後には残るのは、誰も喜ばないものになる」

 それから2年余りが経過した現地時間2014年5月20日、MicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏が、この時のCook氏の発言に応酬した。CEO就任から日が浅く、2年前の時点ではトップの座になかったNadella氏にとって、これが初めての反撃のチャンスだったのかもしれない。

 この日同社は、Surfaceシリーズの新機種の発表イベントを開催した。約1時間の発表会の冒頭に登場したNadella氏は、次のように述べた。「解答を示す必要があるのは、『なぜハードウエアか?』という疑問だ。当然ながら我々は、冷蔵庫やトースターの開発に関心があるわけではない」

 同社がこの日発表した「Surface Pro 3」こそ、かつてCook氏が非難した一体型のデバイスの最新機種である。

 トースターと冷蔵庫の合体か、はたまたタブレットとノートパソコンの合体か。Cook氏とNadella氏のどちらが正しいのだろうか。

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