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2-in-1を巡るAppleの発言にMSが2年後に応酬(後)

2014/06/12

Gregg Keizer Computerworld

 「トースターと冷蔵庫を合体することはできるが、きっとユーザーが喜ぶものにはならない」――米AppleのCEO(最高経営責任者)Tim Cook氏の2012年4月の発言だ。この発言は、タブレット端末とノートパソコンの融合について意見を聞かれた同氏が、否定的な見解を示した時のものだ。この時点では同氏自身も気づいていなかったことだが、この話は、米Microsoftのハードウエア戦略、特にタブレット端末「Surface」シリーズの戦略について述べたものだったのだ。

 米AppleのiPadと米MicrosoftのSurfaceの競合は避けられないと見る専門家もいる。両社が雌雄を決する必要があるからという理由ではない(Appleからすると、MicrosoftやSurface Pro 3以上に業績を左右する大きな脅威があるし、Microsoftからすると、Appleよりも米Googleの方が大きな心配の種とも言える)。タブレットに新たなトレンドが生じつつあるからだ。

 「Appleは既に自らの道を進み始めている」と、英Kantar Worldpanel ComTechで調査を統括するCarolina Milanesi氏は話す。同氏が言うのは、iPadの大画面モデルのことだ。例えば、Surface Pro 3と同じ12型程度のディスプレイを搭載した機種である。

 画面がそれだけ大きいiPadとなると、キーボードは間違いなく必要になると同氏は見る。Officeなど、複数のウィンドウ(2つのアプリを並べて使える画面分割)が役立つ実務的作業を行う時に、画面スペースを有効活用するという点だけを考えてもそうだ。

 同氏の推論はこうだ。当初の9.7インチのiPadに対し、Appleは「iPad mini」で小型化を図った。残る道は大型化だ。そうすれば、ビジネス用途でiPadの魅力が高まると考えられる。CEOのCook氏も最近、企業向けの展開に力を注ぐ意向を示している。「キーボードがあれば決定的に変わる。iPadの生産性をフルに発揮できる。Appleは何らかの策が必要だと思う」とMilanesi氏は言う。

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