TOPセキュリティ > 「顔認識への不安は大げさ」、豪連邦警察が主張

セキュリティ

「顔認識への不安は大げさ」、豪連邦警察が主張

2014/06/03

Adam Bender Computerworld Australia

 オーストラリア連邦警察は、顔認識の利用に関して、George Orwellの小説「1984年」的な見方による不安の声を一蹴し、警察が市民を守るうえでバイオメトリクス技術は重要なツールの1つになると主張した。

 同警察で顔認識チームのリーダーを務めるJason Prince氏は、2014年5月28~29日にシドニーで開催された「Biometrics Institute Asia Pacific Conference」の中で、「『ビッグブラザー』の観点で言うと、この分野のブラザーは大してビッグではない」と述べた。

 「起こり得る事態について、メディアでは色々なことが言われている。だが、内部から見てみると分かるが、実際の状況は少し期待外れだ」

 顔認識のアルゴリズムは、100%の精度にはほど遠い。それでも、詐欺などの分野の捜査を進めるうえで重要な情報が得られると同氏は言う。

 特定のアルゴリズムの誤り率が70~80%だったとしても、顔だけからその人物が実際に見つかる可能性が20~30%はあることになると同氏は話す。

 オーストラリア法務省でバイオメトリクス関連のシニアアドバイザーを務めているPeter Williams氏も、バイオメトリクスは犯罪者を特定するための数あるツールの中の1つだと話している。

↑ページ先頭へ