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iPhoneの大型化、言うほどの需要はない?

2014/06/04

Gregg Keizer Computerworld

 Appleウォッチャーの間では、この秋発売の新型iPhoneは画面が大型化するとの観測が聞かれる。だが、中国と米国のiPhoneユーザーに関する調査結果が示すところでは、大型画面に対する需要は実際には低い。

 英Kantar Worldpanel ComTechの調査によると、iPhoneを利用していた人のうちで、過去1年間に5.5型以上の機種を求めてAndroidスマートフォンに機種変更した人は、中国では5%弱、米国ではわずか0.3%だった。

 「AppleはiPhoneを大型化する必要があると人は言う。しかし実際の数字はそのようには出ていない」と、Kantarで米国事業と調査を統括するCarolina Milanesi氏は言う。

 少なくとも、5.5インチという巨大画面のiPhoneに関してはそうだ。また、Appleが画面の大型化に二の足を踏みそうな理由は他にも考えられる。

 同氏は次のように話す。「うまく対応すれば、5.5インチは優れたフォームファクターだ。だが、もう少し小ぶりな、4.7インチといったサイズの方が主流だ。通常Appleは画面サイズを1種類に絞るということを考えると、サイズで冒険できる余地は限られている」

 Appleは、Androidスマートフォンのメーカー各社の多種多様なラインナップを真似ることはしない。特に、熾烈な競争をしている韓国Samsung Electronicsに対してはそうだ。それに、Appleが発売するのは基本的に毎年1機種のみだ。したがって、サイズに関しては無難に行く可能性が高いとMilanesi氏は言う。5インチ以上のiPhoneは論外だと同氏が思っているのはそれが理由だという。

 Kantarの調査結果は、iPhoneの大型化は失敗するということを示しているわけではない。ユーザーが新モデルに機種変更するかどうかを決めるうえで、画面サイズは支配的な要因にはならないということを示しているにすぎない。

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