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当たり前の存在には程遠い?家庭用ロボットの現在地 (下)

2014/06/20

Tim Hornyak IDG News Service

 来たるべきロボット社会の徴候を探ってみると、そうした未来は驚くほど迫っているとも言えるし、到来間近という状態が永遠に続いているとも言える。2014年5月、自律型の殺人ロボット兵器の是非が国連の会合で話し合われたのを機に、軍事用ロボットを巡る議論が熱を帯びた。

前回から続く)

iRobotの「AVA500」
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 テレプレゼンス・ロボット市場には、数々の新興企業のほか、Roomba(ルンバ)の開発元であるiRobotも参入している。同社のテレプレゼンス・ロボットには、病院向けの「RP-VITA」や、職場向けの「Ava 500」がある。

 両機種とも、車輪による自律走行が可能だ。本体上部のHDディスプレイには、遠隔地にいるオペレーターの顔が表示される。病院向けのRP-VITAは、2013年に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けており、離れた場所にいる医師が患者と対話したり、脳卒中への対応などの緊急時に現場の担当者に指示を出したりできる。職場向けのAva 500は、遠隔会議に利用できる製品だが、仮にロボットアームやその他のツールを装備すれば、遠隔対応の警備員、貨物用ロボット、工場の監査役などにも用途が広がる可能性がある。こうした機能をテレプレゼンス機能と組み合わせたり、単独で活用したりできると考えられる。

 工場での作業の変革に関して、ロボットには数十年の歴史があるが、作業員の安全を守るために、人間が立ち入れない状況でのみ稼働するように規制されていることが多い。これに対し、最近開発された協調ロボットは、工場内や日常的な業務環境において、人間の横で動作するロボットだ。

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