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Apple、Siriの会話を人間が分析するプロセスを一時休止

2019/08/06

Michael Simon Macworld

 Appleによれば、録音は匿名化されていて、1日にSiriが作動するうちの1%に満たないデータとのこと。ユーザーのApple IDとの紐付けもないという。一方、Guardianの記事では、場所を示すユーザーデータや、連絡先の詳細、アプリのデータが録音に付いていたと、告発した従業員は説明している。

 従業員によると、分析する録音の中には、ウェイクワード「Hey Siri」と誤って認識したトリガーによって作動した録音が頻繁に含まれていた。こうした録音が、本来は従業員の耳に届く前に削除されるべきものだったのかどうかは定かではない。また、Appleがこうしたグレーディングをいつから実施していたのかも不明だ。

 だが、こうした分析のプロセスが必要だったとしても、それが秘密主義めいていることには不安を覚える。AppleのプライバシーポリシーやSiriのセットアップの中で、録音を品質管理に使うという言及はどこにもないし、データ収集の対象から除外してもらうための設定項目もない。Appleの説明によると、グレーディングの再開にあたっては、この2つの点を是正するようだ。

 これは当然の反応だ。ユーザーとしては、Siriの録音を誰かに聞かれている可能性があることを認識しておく必要がある。また、プライバシー重視を大きく打ち出しているAppleだけに、自分のデータを他人に知られずに済む手段があってしかるべきだ。さらに、Siriの履歴の参照や削除をもっと簡単に行える方法や、誤って行われた録音をもっとうまく除外できる方法もあってほしいと思う。ひとまず現時点では、オプトアウトのための設定項目が加わるのは、よい一歩だ。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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