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Apple、Siriの「グレーディング」を改善 今秋再開へ

2019/08/30

Jason Cross Macworld

 米Appleのデジタルアシスタント「Siri」について、録音の一部をAppleの委託事業者の従業員が聞いて分析していたことが、7月下旬に英Guardianの報道で明るみに出た。その後Appleは、「グレーディング」と称するこのプロセスをいったん休止すると発表し、抜本的な見直しを約束したが、同社が次にどのような手を打つのか、気になっていた。機械学習のプロセスでは、アルゴリズムをトレーニングして改良を加えていくうえで、人間によるグレーディングは欠かせない要素の1つだからだ。

Credit: IDG

 Appleはこのたび、グレーディングの見直しを終えたようだ。同社は8月28日、これまでのグレーディングの進め方について謝罪する声明を発表した。改善を加えたうえで、この秋からグレーディングを再開する予定だという。

 声明の出だしは、「Appleでは、プライバシーは基本的人権だと信じている」という、おなじみの言葉だ。続いて、Siriがプライバシーを守る設計になっていることを説明している。具体的には、最小限のデータしか集めていないこと、Apple IDや電話番号のような個人識別可能情報ではなくランダムな識別子を使っていること、マーケティング用のプロファイル作成や他者への販売のためにデータを使用しないということなどに言及している。

 さらに、ユーザーのデータがSiriの向上につながると述べ、実際のデータを使った訓練が不可欠である点や、人間がグレーディングしていたのはSiriへの要求のうち0.2%にすぎない点などを挙げている。

 こうした説明の後で、やっとお詫びの言葉が出てくる。最初の段落にあってしかるべきだった言葉だ。そのうえで、今後の対応について、次のように説明している。

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