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IntelがThunderbolt 4に言及、詳細不明ながら速度は据え置きか
2020/01/09
米Intelは、「CES 2020」の記者発表において、今年投入する次世代プロセッサ「Tiger Lake」(開発コード名)の話題を取り上げ、その特徴の1つとして、新たなデータ伝送規格「Thunderbolt 4」に対応している点を挙げた。だが、Thunderbolt 4は、次世代規格というほどの進化を遂げていないのかもしれない。

今回の記者発表では、Tiger Lakeについてあまり詳しい情報は明らかにならなかった。プレゼンテーションのスライドによると、性能は「2桁」の伸びとのことだが、具体的に何と何を比べているかは不明だ。グラフィック性能の「大幅な伸び」も同様である。プロセスルールは「10nm+」とのこと。
Thunderbolt 4は、こうしたTiger Lakeの特徴の1つとして挙げられ、スライドには「USB 3の4倍のスループット」との説明があった。だが、その言葉の印象とは裏腹に、転送速度の面で進化しているわけではないようだ。
USB 3を比較対象とする説明が分かりにくいのは、USB規格の策定団体USB Implementors Forum(USB-IF)にも原因の一端がある。USB-IFは、2019年春に謎のブランディング戦略を発表し、USB 3.0とUSB 3.1の名称をUSB 3.2に変え、「USB 3.2 Gen ○○」の○○の部分で規格を区別する形にした(その後USB-IFは、USB 4のブランディングに関しては方針を変更し、もう少し分かりやすい区分にした)。