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新型肺炎が液晶パネルの生産にも影響、価格上昇の可能性

2020/02/04

Mark Hachman PCWorld

 中国・武漢で発生した新型コロナウイルスの流行が、同地にある5カ所の液晶パネル工場での生産にも影響を及ぼしている。供給が滞って、パソコンやテレビ向けの液晶パネルの価格が上昇する可能性が考えられる。

Credit: Rob Schultz

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、武漢は事実上の封鎖状態にある。英IHS Markitは1月31日、中国全体の液晶パネル工場の2月の稼働率について、少なくとも10%低下する見通しで、場合によっては20%落ち込む可能性もあるとの見解を示した。

 この結果、液晶パネルの価格は上昇が見込まれる。IHSでは、もともとパネル1枚あたり1~2ドルの上昇を予測していたが、これが3~5ドルの上昇になる可能性があるという。たいした額ではないように思えるかもしれないが、生産の各段階で利幅が上乗せされることで、販売価格の上昇幅はやや大きくなる可能性がある。

 IHSは、2020年に世界に供給される液晶パネルの約55%が中国で生産されると見ていた。したがって、中国での新型コロナウイルス発生は、世界中のサプライチェーンに影響を及ぼすことになる。武漢には、China Star Optoelectronics Technologyが2カ所、Tianmaが2カ所、BOEが1カ所の液晶パネル工場を構えている。

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