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Swift、並行処理の導入に向けたロードマップを公開
2020/11/10
プログラミング言語Swiftの開発チームは、並行処理(concurrency)の導入に向けたロードマップの説明をSwift Forumsで公開した。Swiftの並行処理プログラミングを便利で効率的かつ安全なものにすることを目指して、非同期関数やアクターなどの機能を導入する計画について説明している。

一連の機能の追加は、Swiftの複数のリリースにわたって順次行う計画で、大きく2段階に分かれる。第1フェーズでは、asyncの構文やアクターを取り入れ、第2フェーズではアクターの完全分離を実現する。
この変更で目指している最終状態については、次のように説明がある。
- Swiftがメモリー安全性を確保しているのと同じような形で、データ競合やデッドロックを排除する
- 非同期プログラミングの使用時点での利便性と明確性を確保する
- 開発者の手本となる標準的な言語機能や手法を提供する
- コンパイル時点で処理内容を理解しやすくし、非同期コードのパフォーマンスを向上する