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SalesforceのSlack買収、両社にもたらすメリットは

2020/11/30

 米Salesforce.comが米Slack Technologiesの買収交渉を進めていると報じられている。この買収は両社にメリットをもたらすとアナリストらは見る。

Credit: Slack / Mudassir Ali

 近年その存在感を高めていたSlackは、これまでにも何度か買収のうわさが上がり、米Microsoft、米Google、米Amazon.comといったIT大手が買収元として取り沙汰された。しかし、いずれも実現には至らず、Slackは2019年に直接上場を果たした。このうちMicrosoftは、コラボレーションプラットフォームTeamsを自ら開発する道を選び、現在はSlackのライバルとなっている。

 2019年1月に日間アクティブユーザー数が1000万を超えたSlackは、現在も成長を続け、大手企業での利用も増えているが、最近はTeamsとの競争に直面している。Teamsは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うビデオ会議の急増が追い風となっており、Microsoft 365のサブスクリプションで利用できる点も強みだ。

 Salesforceによる買収交渉の話は、英Financial Timesや米Wall Street Journalなどのメディアが11月25日に報じた。この報道に対する市場の反応は、Slackに関してはポジティブで、この日の株価は38%近く上昇し、時価総額は200億ドル程度に達した。一方、Salesforceの株価は5%ほど下がった。

 今回の買収報道について、SalesforceとSlackにコメントを求めようとしたが、米国の感謝祭の祝日を前に、どちらからもコメントは得られなかった。

 市場調査会社の英CCS Insightsで主席アナリストを務めるAngela Ashenden氏は、「買収が実現するとしたら、両社にとって大きなプラスになると思う」と話す。

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