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Go 1.16、最初のベータ版が登場

2020/12/24

Paul Krill InfoWorld

 ランタイムに関連する新機能としては、新たに加わったruntime/metricsパッケージがある。このパッケージのインタフェースを使って、ランタイムのメトリクスを取得できるようになった。また、Linuxのランタイムでは、OSに対するメモリーの解放を直ちに行う動作がデフォルトになった。このほか、データ競合の検知機能では、Go言語のメモリーモデルとの不一致が修正され、メモリーモデルの同期ルールへの準拠の度合いが高まった。

 Go 1.16のリリースノートでは、このほかに次のような変更点が挙げられている。

  • macOSでの64ビットARMアーキテクチャー(Appleシリコン)のサポート。AMD64ベースのmacOSで動作するiOSシミュレータを対象としたios/amd64ポートの追加。
  • コンパイラーでの関数のインライン展開の改良。
  • リンカーの改良。前バージョンからの取り組みの続きにあたる。リソースの消費を抑え、コードの堅牢性を高める。
  • 環境変数GO111MODULEのデフォルト値の変更。「on」がデフォルトになった。
  • 新しい環境変数GOVCSの追加。goコマンドでソースコードをダウンロードする時に使用するバージョン管理ツールを指定できる。信頼の置ける環境で通常使用するツールを限定することで、セキュリティ上の問題を軽減できる。

 なお、Macに関しては、Go 1.16はmacOS 10.12 Sierraで動作する最後のバージョンとのこと。Go 1.17からは、macOS 10.13 High Sierra以降が必要となる。

 Go言語は、米Googleが開発したオープンソースのプログラミング言語。Go 1.16の正式版のリリースは2021年2月の予定。現行のGo 1.15の正式版のリリースは2020年8月だった。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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