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2021年はインテリジェントエッジやOpen RANに注目、Deloitteの予測

2021/01/04

Jon Gold Network World

Open RAN

 通信キャリアは、5Gの展開を急ピッチで進め、基地局の数を大きく増やす中で、問題にも直面している。密接に一体化したハードウエアとソフトウエアのスタックを特定のベンダーから調達する従来のやり方は、コストがかかりすぎるとの認識が生じつつある。

 コストを抑えながら5Gの展開を進めていくうえで軸となるのは、プロプライエタリな技術からオープンな標準への移行だ。標準化された仕様に基づく仮想化アーキテクチャーを利用する無線アクセスネットワーク(RAN)は、Open RANと総称される。Open RANなら、アクセスポイントの展開や変更がこれまでよりずっと簡単になり、コストも抑えられる。

 発想としては、大企業で取り入れられているSDN(Software Defined Networking)に似ている。ネットワークの制御機能をソフトウエアでの処理に切り替え、仮想化によってハードウエアから切り離す。標準に準拠したさまざまなハードウエアを適宜組み合わせて使用できることから、価格競争の促進や、保守と設定の複雑さの軽減など、さまざまなメリットが考えられる。

 2021年はOpen RANのシステムに関して大きな進展が見られるとDeloitteは予測しているが、Open RANには諸々の課題もある。大規模な環境での導入事例が乏しい点や、いくつかのグループがそれぞれに仕様を打ち出していて、売り文句の相互運用性がまだ見通せない点などが挙げられる。

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