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Google Chrome、FlashとFTPのサポートをついに終了
2021/01/22
Webブラウザーのバージョンアップといえば、一般的には新機能にスポットが当たる。しかし、米Googleが1月19日にリリースした「Chrome 88」は、消えた機能の方が目を引く。Adobe FlashとFTPのサポートの終了だ。どちらも、終了自体に意外感はないが、両者が一緒に葬られるのは心にしみる。2000年頃のインターネットに別れを告げる時が来た。

Flashに関しては、開発元の米Adobeが数年前に打ち出した計画どおり、Flash Playerの提供が昨年末で終了し、今月中旬からはFlashコンテンツの動作も完全に無効化された。ChromeでFlashのサポートが終了したのは、これに付随するGoogle側の対応にすぎない。
一方のFTPは、プロトコル自体の廃止ではなく、ChromeでFTPのリンクにアクセスできなくなったという話だ。ネット上のファイル転送手段として何十年も前から使われてきたFTPだが、クラウドストレージやファイル共有手段が次々と登場する現在では、利用の機会は減っていた。ZDNetの記事によると、GoogleはFTPのサポートをChrome 86から段階的に縮小し、Chrome 88で完全に終了した。今後FTPを使う場合は、例えばFileZillaなど、スタンドアロンのFTPソフトウエアを利用する必要がある。