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一辺約5cmの超小型PC、新製品「CuBox-M」が登場

2021/02/15

Ian Paul PCWorld

 これだけのスペックを、一辺約5cmの立方体型のケースに詰め込んだコンパクトさが、CuBox-Mの大きな売りだ。「Raspberry Pi」「NVIDIA Jetson Nano」などのシングルボードコンピューターと同じような手軽さや柔軟性を残しつつ、最初から小型ケースに収まった製品としてパッケージ化されている。

 SolidRunの最高システムアーキテクト、Jon Nettleton氏はプレスリリースの中で、例えばAndroidアプリやエッジAIの推論アルゴリズムなどを開発およびテストするにあたって、むき出しの基板にケーブルを差したシングルボードコンピューターではなく、シンプルなシステムを望む人もいると、コメントしている。

 この手の小型マシンは、開発向けとしてだけでなく、家庭内でのさまざまな用途に利用できる場合もある。ただし本製品は、HDMIが1080p/60Hzに限られている点が、用途によってはネックになるかもしれない。当面は問題ないとしても、4Kテレビの普及が加速する中、コンテンツの解像度も4Kが一般的となるのは時間の問題だ。

 CuBox-MがサポートしているOSは、Linuxカーネル4.9とAndroid。小型PCでよくあるように、OSやソフトウエアはプレインストールされていない。SolidRunのWebサイトやGitHubで同社が提供しているOSの中には、Android 10やDebianのほか、組み込み機器向けのBuildrootやYoctoが含まれている。Android 11も間もなくリリースされる。

 むき出しのシングルボードコンピューターよりは、パソコンに近い形で提供されている製品を使いたいと考えている人にとっては、CuBox-Mは興味深いデバイスかもしれない。ただし本製品は、ソフトウエア開発や、DIYのスマートホームプロジェクト向けとなっている。ホームシアター向けPCなど、4K出力が大きな意味を持つ用途には、理想的な選択肢とは言えない。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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