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企業のクラウド向け支出、オンプレミスを初めて上回る

2021/03/25

Scott Carey InfoWorld

 世界のIT支出に関する調査で、企業のクラウドインフラサービスに対する支出額が、データセンターのハードウエアとソフトウエアに対する支出額を初めて上回った。オンプレミスのサーバーに代えてクラウドを利用する動きは10年前から続いていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一気に加速した。

Credit: MicrostockHub / Getty Images

 この調査は、市場調査会社の米Synergy Research Groupが世界全体を対象に実施したもので、3月18日に発表された。それによると、2020年のクラウドインフラサービス(IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウド)への支出額は、前年比35%増の1300億ドル近くまで増えたのに対し、データセンターのハードウエアとソフトウエアに対する支出額は、同6%減の900億ドル弱となった。

 クラウドインフラサービスへの支出は、2010年の時点ではごくわずかだったが、そこからの10年間で年平均52%という急激な伸びを示した。一方、データセンターへの支出は、この10年間は停滞気味で、年平均2%の伸びにとどまった。

 現在では、新規サーバーの売上の60%は、個別の企業ではなくクラウド事業者のデータセンター向けとなっており、ハードウエアメーカーの顧客基盤が大きく変化している。

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