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企業のクラウド向け支出、オンプレミスを初めて上回る

2021/03/25

Scott Carey InfoWorld

 Synergy Research Groupのチーフアナリスト、John Dinsdale氏は言う。「2020年は新型コロナでやや異例だったという見方もできるが、トレンドは明白だ。今後も長年にわたってこのトレンドが続くと考えている」

 筆者が住む英国でも、慈善団体Anthony Nolan、スーパー大手Sainsbury's、石油大手BPなど、あらゆる規模・形態の企業や団体で、オンプレミスのデータセンターからの脱却を目指す動きが広がっている。新型コロナを機に、こうした計画が大きく加速した。

 B2BのITマーケットプレイスを手がける米Spiceworks Ziff Davisが発表した調査レポート「2021 State of IT」でも、IT購買担当者の間で、ハードウエアの所有からクラウドサービスへの移行を積極的に進める意向が見て取れる。

 米調査会社Forrester Researchの主席アナリスト、Paul Miller氏は次のように話している。「オンプレミスのハードウエアとソフトウエアに対する支出が縮小したのは、そのインストール、メンテナンス、利用にあたる従業員が出社できなくなったからだ。クラウド支出が急増したのは、事業を継続するために必要だったからだ。オフィス、工場、倉庫、データセンターでの業務が再び拡大していく中で、オンプレミスへの支出は多少回復すると私は考える。その分、短期的にはクラウド支出が減るかもしれない。だがその後は、従来のトレンドどおり、クラウド支出が再び増加を始める」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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