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Intel、ナノメートルの数値から注目を逸らす策を検討中か

2021/04/01

Mark Hachman PCWorld

 米AMDや米Intelなどのプロセッサメーカーは、製品の進化を示す時に、製造プロセスルールを表す「nm(ナノメートル)」の値を長年用いてきた。かつては、クロック数や消費電力などの指標と同じくらい重要な意味を持っていた値だ。しかしIntelは、こうした値を大きく扱わないようにすることを考えているようだ。

Credit: Cerebras

 一般には、製造プロセスのnmの数字が小さいほど、プロセッサ内部のトランジスタが微細で、処理速度や省電力性も向上しているという含みがある。10nmや7nmといった製造プロセスの数字は、最先端のプロセッサかどうかを示す値として、広く取り入れられてきた。

 だが、この数字が持つ意味は、現在では少しあいまいになってきている。プロセッサの製造プロセスは、実際にはさまざまな要素に基づいて決まる。例えばトランジスタ密度に関して、Intelは2017年のイベントで、当初の14nmプロセスで37.5MTr/mm2(1平方ミリメートルあたり3750万個)だったのが、10nmプロセスでは100.8MTr/mm2(同1億80万個)になると説明していた。Intelの10nmプロセス技術は台湾TSMCの7nmプロセスと同等と見る向きも多いが、こうした細かな要素を少し掘り下げるだけでも、話がややこしくなる。

 周知のとおり、この数年のIntelは製造面の問題で苦戦し、最新の第11世代デスクトップ向けCoreプロセッサ(Rocket Lake-S)でも、製造プロセスは14nmにとどまっている。同社としては、「14nm」という表現を使い続けている限りは、最先端のプロセッサという印象を与えられず、マーケティング面でマイナスに働くのは間違いない。

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