TOPHardware > AMD、統合プロセッサRyzen 5000Gを発表

Hardware

AMD、統合プロセッサRyzen 5000Gを発表

2021/04/15

Brad Chacos PCWorld

 世界的なGPU不足で困っている人にとっては、CPUよりGPUの方が関心が高いかもしれない。今回のGPUコアは、入手困難が続く「Radeon RX 6000」シリーズが採用した最新の「RDNA 2」アーキテクチャーではなく、Vega 8のままだ。それでも、性能は以前より上だとAMDは言う。以前の12nmプロセスから7nmプロセスに変わったことで、GPUのクロック周波数も大きく上がった。従来の上位モデルの「Ryzen 5 3400G」は1.4GHzだったが、今回の製品は、下位モデルでもこれを上回っている。最上位の「Ryzen 7 5700G」は2GHzで、統合GPUとしてはかなりのものだ。

 Tom's Hardwareの記事で紹介されているAMDの説明によると、Ryzen 5000Gは、米Intelの「Core i7-10700」に比べて、コンテンツ作成は38%高速、プロダクティビティは35%高速、ゲームは最大2.17倍高速とのこと。ただし、比較対象のCore i7-10700は第10世代だ。その後登場した第11世代Coreプロセッサは、内蔵GPUが「Iris Xe」に変わり、グラフィックス性能が大幅にアップしている。製品の発売後に、あらためてベンチマークを確認する必要がありそうだ。

 なお、最近のRyzenシリーズはPCIe 4.0に徐々に対応しつつあるが、今回登場したRyzen 5000Gは引き続きPCIe 3.0にとどまっている点にも注意したい。PCIe 4.0対応のSSDを接続して使うことは可能だが、PCIe 4.0ならではの速度は出ない。

 AnandTechによると、Ryzen 5000Gを搭載したマシンは、HPのドイツ版サイトには既に掲載されている。現時点でRyzen 5000Gについて詳しい情報はあまりなく、単体パーツとしての価格がはっきりするのも数カ月先になりそうだ。それでも、希望の光が見えた感はある。予算を抑えたい自作派ゲーマーにとっては、今回の製品が魅力的な選択肢となるかもしれない。異常なGPU不足が今後も続くとしたらなおさらだ。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ