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Visual Studio 2022は64ビット化、プレビュー版が今夏登場

2021/04/21

Paul Krill InfoWorld

 米Microsoftは4月19日、次期バージョンの統合開発環境(IDE)「Visual Studio 2022」のパブリックプレビュー版を今夏にリリースすると発表した。大きな特徴の1つは、Visual Studio自体が64ビットアプリケーションになること。高速化や軽量化を実現し、初心者にも大規模開発にも適したIDEになるとMicrosoftはアピールしている。

Credit: Mattjeacock / Getty Images

 64ビットアプリケーションは、最大4Gバイトという32ビットアプリのメモリーの制約から解放される。メインのdevenv.exeのプロセスが広大なメモリー空間を利用できるようになり、巨大なアプリケーションの開発、実行、デバッグを行う時にもメモリー不足は生じないとMicrosoftは説明している。

 実際、1600個のプロジェクトと30万個近いファイルで構成されたソリューションを64ビットのVisual Studioで開いても、Out of Memoryエラーは発生しなかったとのことだ。なお、64ビットのVisual Studioでも、32ビットアプリの開発は従来どおり行える。

 .NETに関しては、Webアプリ、クライアントアプリ、モバイルアプリの開発に対応する次期バージョンの統合フレームワーク「.NET 6」を完全にサポートする。Windows、macOS、Android、iOSに対応するマルチプラットフォームのUIフレームワーク「.NET MAUI(Multi-platform App UI)」を利用でき、クライアントサイドWebアプリ開発フレームワーク「ASP.NET Blazor」と.NET MAUIを使ってデスクトップアプリを開発することもできる。

 C++に関しては、新たな標準規格「C++20」に対応した機能が加わる。大規模なコードベースの管理がシンプルになるほか、複雑な問題のデバッグがしやすくなるとMicrosoftは説明している。そのほか、CMake、Linux、WSL(Windows Subsystem for Linux)のサポートを統合することで、クロスプラットフォームのアプリの開発やデバッグも容易になるとのこと。なお、Visual Studio 2022への移行に伴う互換性への懸念に関しては、C++ランタイムでのバイナリー互換性により問題なく対応できるとしている。

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