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iOSの「アプリのトラッキングの透明性」、モバイル向け広告支出に影響

2021/07/08

Michael Simon Macworld

 米Appleが「iOS 14.5」で導入した「App Tracking Transparency」(アプリトラッキング透明性)は、広告を表示するアプリに大きく影響する新たなルールだった。ターゲティング広告などのために、複数のアプリやサイトにまたがってユーザーの行動をトラッキングする機能をアプリが使う場合、明示的にユーザーの許可を得ることが義務づけられたからだ。

Credit: Facebook

 このルールが取り入れられた影響で、広告出稿企業の支出動向にも変化が生じている。米Wall Street Journalの7月5日の記事によると、iOS 14.5が4月末に登場して以降、iOSユーザーの7割弱は、トラッキングを拒否することを選択した。この結果、iOS向けのモバイル広告料が下落した一方で、Android向けの広告料は上昇したという。

 同記事によると、きめ細かいデータがほとんど得られなくなったことで、iOSでのモバイル広告の効果が下がり、広告料に見合わなくなったというのが広告出稿企業の認識だ。デジタル広告代理店の米Tinuitiの顧客企業で見ると、FaceookのAudience Networkに対する広告支出は、4月初めの時点では全体の約半分がiOS向けだったが、6月末の時点では約20%まで低下した。

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