TOPSoftware > iOSの「アプリのトラッキングの透明性」、モバイル向け広告支...

Software

iOSの「アプリのトラッキングの透明性」、モバイル向け広告支出に影響

2021/07/08

Michael Simon Macworld

 また、広告効果測定を手がける米Tenjinによると、6月1日から7月1日までの期間で、iOS向けのモバイル広告に対する支出は約3分の1減少したのに対し、Android向けは約10%増えたという。

 Androidも、次期バージョンの「Android 12」では、AppleのApp Tracking Transparencyに似た仕組みを導入する意向だ。しかしAndroidの場合、リリース直後に新バージョンに移行する端末はごくわずかしかないことから、広告料に影響が表れるのは、数年先になる可能性が高い。

 また、中国では独自の動きも起きている。英Financial Timesの報道によると、Baidu、Tencent、ByteDance(TikTokの親会社)など、中国のテクノロジー企業は、App Tracking Transparencyのルールを回避するために、ユーザーを広告のために追跡する独自の仕組み「CAID(China Advertising ID)」を共同で考案した。しかし、Appleはこの動きに対抗し、CAIDを利用するいくつかのアプリのアップデートをブロックした。結局、Appleの策が功を奏し、この構想は軌道に乗る前に頓挫したようだ。

 AppleのApp Tracking Transparencyは、登場から3カ月足らずにして、効果が明白に表れてきた。「iOS 15」では、アプリプライバシーレポートやメールプライバシー保護など、さらなるプライバシー関連機能の導入が予定されている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ