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Absolute Softwareがランサムウエア対策の新製品、防御強化や復旧迅速化など

2022/04/21

Michael Hill CSO

 エンドポイントやリモートアクセスの防御ソリューションを手がけるカナダのセキュリティー企業Absolute Softwareは4月14日、ランサムウエア対策のための新製品「Absolute Ransomware Response」を発表した。エンドポイントの防御体制の強化や、攻撃が発生した場合の復旧の迅速化に役立つとしている。

拡大を続けるランサムウエアの脅威に対応

Credit: Tomas Knopp / Getty Images
Credit: Tomas Knopp / Getty Images

 Absolute Softwareはプレスリリースの中で、今回の製品の機能やサービスで実現できることとして、ランサムウエアに対するエンドポイント全体の防御体制やサイバーハイジーン(衛生管理)の評価、ミッションクリティカルなセキュリティーアプリケーション(マルウエア対策ツールやデバイス管理ツールなど)の正常性の維持と自己回復、攻撃が発生した場合のデバイスの検疫と復旧の迅速化を挙げている。

 Absolute Softwareはランサムウエア対策製品を投入する背景として、リモートワークの普及によってランサムウエアの攻撃対象領域が拡大し、脅威が深刻化していることを挙げている。米セキュリティー企業Mandiantが2022年4月19日に公表した調査リポート「M-Trends 2022」にも、ランサムウエア攻撃の動向について、業務環境全体に向けて攻撃を迅速かつ効率的に展開できるよう、攻撃者のTTP(戦術、手法、手順)が進化しているとの言及がある。

 Absolute Softwareで製品・戦略担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるJohn Herrema氏は次のようにコメントしている。「ランサムウエアはこれまで以上に広がり、ますます巧妙化して破壊力も増している。企業各社は仮定の話としてではなく、いつか必ず攻撃を受けるという想定のもとで計画を立てておく必要がある。ランサムウエア攻撃を受けた企業は、感染したデバイスの通信をすべて切断して復元や復旧を不能にするリスクと、通信をすべて維持して再感染の可能性を残すリスクとの比較検討を余儀なくされることが多い」

 米調査会社451 Researchの主席アナリスト、Eric Hanselman氏も企業各社の姿勢について、ランサムウエア攻撃からの復旧にかかる時間を非常に気にする一方で、攻撃を防御するためのツールにばかり意識を向けがちで、攻撃の犠牲になった場合にどうするかという最悪のケースを想定した計画を立てていないと指摘。「計画を策定し、準備を整え、エンドポイントの復旧プロセスをシンプルにすることで、業務の再開を迅速化できる」と述べている。

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