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顧客ドリブンのオープンソースがソフトウエアの未来

2019/12/25

 まったく同感だ。さらにWilson氏は次のように発言している。

 「振り返ってみると、エンタープライズソフトウエアの世界はソフトウエアベンダーが支配している。あまりに出来が悪いソフトウエアが多いのは、それが理由の1つだと思う。その手のソフトウエアを開発している連中が、自らの問題解決にそのソフトウエアを使っていないからだ」

 現場とかけ離れた場所で売られているソフトウエアではなく、自らの現場でニーズを実感している企業が、そのニーズを満たすために開発したソフトウエアが肝心である。喜ばしいことに、こうしたソフトウエアをリリースする動きは盛んになりつつある。例えば、次のような例がある。

  • 米LyftがリリースしたEnvoy。ハイパフォーマンスな分散プロキシと、サービスメッシュアーキテクチャーの通信バスを提供する。

  • 米AirbnbがリリースしたAirflow。データパイプラインの構築、スケジューリング、モニタリングのためのプラットフォーム。
  • 米WalmartがリリースしたElectrode。Reactベースのアプリケーションプラットフォームで、Walmart.comでも使われている。
  • 米NetflixがリリースしたSpinnaker。マルチクラウド環境向けの継続的デリバリープラットフォームである。
  • 米IntuitがリリースしたArgo。Kubernetes向けのツール群で、Argo Workflows(コンテナネイティブなワークフローエンジン)、Argo CD(継続的デプロイメント)、Argo Events(イベントベースの依存関係マネージャー)などから成る。
  • 米Capital OneがリリースしたCloud Custodian。エンタープライズクラウド環境のガバナンス、セキュリティ、コンプライアンス、コスト最適化の管理を自動化するツールである。

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