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KubernetesとSD-WANの連携を強化するオープンソースプロジェクト「CN-WAN」
2020/08/25
米Cisco Systemsは、KubernetesアプリケーションとSD-WAN技術との連携を強化するためのオープンソースプロジェクト「Cloud-Native SD-WAN(CN-WAN)」を8月20日に発表した。KubernetesベースのアプリケーションをSD-WAN環境で稼働する時に、アプリケーションのメタデータをSD-WANのネットワーク制御に自動で反映できるようにすることで、パフォーマンスを最適化できる。

Ciscoのインテントベースネットワーキンググループ担当バイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)のJohn Apostolopoulos氏は、公式ブログ記事で次のように説明している。「SD-WANを展開して、クラウドネイティブアプリケーションのワークロードやユーザーとKubernetesクラスタとを連携している企業は多い。一般には、NetOpsチームが、ネットワークの知識を踏まえてSD-WANのポリシーをプログラムし、Kubernetesベースのアプリケーションへの接続を最適化することで、レイテンシーやパケットロスの軽減を目指す。一方、Kubernetesインフラの維持管理や最適化はDevOpsチームが担う」
「しかし、NetOpsチームとDevOpsチームはそれぞれ頑張ってはいるものの、現状では、KubernetesとSD-WANは、いわば見知らぬ同士のように、互いについてほとんど把握していないことが多い。通常、SD-WANとKubernetesとの連携は、両チーム間で時間をかけて手作業で行う必要がある」