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GitHub、オープンソースコードのアーカイブを歴史的図書館に保管

2020/11/24

Scott Carey InfoWorld

 オープンソースソフトウエアは共同作業の成果で、常に変化していることから、固定的なモノの保管とは性格が異なる。GitHub Archive Programの狙いは、起動や実行が可能な状態のソフトウエアを保管しておくことではない(結果的に可能な場合もあるかもしれないが)。オープンソースがソフトウエア開発の主流の方法となった頃の一コマを記録に残しておくこと、そして、こうしたムーブメントの文化的意義を記録しておくことに主眼がある。

 ボドリアン図書館の館長で、英Digital Preservation Coalitionの会長を務めるRichard Ovenden氏は、「GitHubのようなプラットフォームは、世界中の広範なソフトウエア開発者コミュニティが過去の特定の時点でどのような状態にあったかを、詳しく示すことができる」と話す。

 GitHubのDohmke氏は言う。「ソフトウエアを保管しておくことや、ソースコードのコントリビューションとレビューのために人々が世界規模で協力し合った様子を記録しておくことには、価値があると思う」

 Dohmke氏によると、アーカイブの構築にあたっては、2種類の人々を念頭に置いている。一方は歴史家。もう一方は、現代のソフトウエアがどのように開発されていたかに興味を寄せる未来のソフトウエア開発者だ。

 図書館に寄贈するアーカイブは、3DプリントとAIのアートを組み合わせた特製の箱に収められている。この箱は、エンジニアでアーティストのAlex Maki-Jokela氏が製作した。

 アーカイブするコードには、QRコードのデコード、ファイル形式、文字コードなど、重要なメタデータについての技術ガイドを添えて、未来の開発者がデコードできるようにしている。「単に保存しただけでは、保管とは言えない」とOvenden氏は述べた。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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