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Salesforce、パブリッククラウド利用への一大転換をHyperforceで実現

2020/12/08

Peter Sayer CIO

 CRMソフトウエアをSaaSで提供しているSalesforceは、ユーザー企業が扱う顧客データを、これまでは長年にわたって自前のクラウドでホスティングしてきた。これによりユーザー企業は、データセンターやネットワークインフラの管理にわずらわされずに済んだ。

 しかし、データ保護に関する法令が世界各地で強化され、データ主権が国家安全保障上の問題となる中、データがクラウドに置かれていることは、昔のような安心感にはつながらない。企業としては、オンプレミスとクラウドのそれぞれに、何をどれだけ配置するかを、自ら統制することを望むようになったとNewman氏は説明する。

先行者不利益

 Salesforceは、クラウド化の流れで先陣を切った企業だった分、多少の不利益も被った。そう話すのは、米調査会社Constellation Researchの主席アナリスト、Holger Mueller氏だ。Oracleデータベースと独自言語Apexのプログラミングフレームワークという選択は、当初は理にかなっていたが、現在では柔軟性に難があると同氏は言う。

 Salesforceは当初、クラウドインフラを自前で構築せざるを得なかった。Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud PlatformなどのIaaSは、まだ登場していなかったからだ。

 Hyperforceで自前のインフラからIaaSへの移行が可能になることで、Salesforceはコスト基盤の多くを設備投資から事業運営費に転換でき、ユーザー企業のビジネスの浮き沈みに対応しやすくなるとMueller氏は言う。

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