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ARM版Windows 10、プレビュー版でx64アプリに対応

2020/12/15

Mark Hachman PCWorld

 Microsoftのブログ記事の説明によると、今回のビルドでx64のエミュレーション機能を利用するためには、Insider Preview版自体のほかに、2種類のコンポーネントをインストールする必要がある。1つは、米QualcommのGPU「Adreno」用のグラフィックドライバーのプレビュー版。もう1つは、ARM64 C++の再頒布可能パッケージのプレビュー版だ。

 幸い、将来のビルドでは、こうしたインストールは不要になるとのこと。なお、ブログ記事の中で、Adreno用ドライバーへのリンクを機種別に示している部分では、韓国Samsung Electronicsの「Galaxy Book S」、中国Lenovoの「Flex 5G」、そしてMicrosoftのSurface Pro Xの3機種のみを取り上げている点が興味深い。

 現時点のエミュレーション機能では、完全な互換性が約束されているわけではない。最初の段階では、一部のアプリはエミュレーションで動かない可能性があるとのこと。また、エミュレーションでは命令を変換して動かす必要があるため、x64プロセッサで直接使用する場合に比べて、速度は若干落ちるものと考えられる。互換性とパフォーマンスは今後改善していくとMicrosoftは説明している。

 今回登場したビルド21277は、ほかにも改良点がある。例えば、Emoji 12.1と13.0で追加された絵文字への対応などだ。またスタートメニューでは、フォルダの中にアプリなどのアイテムが1つしかない項目は、フォルダを省略してアイテム自体を直接表示するようになった。

 だが、こうした改良よりは、やはりARM版Windowsのx64アプリ対応が大ニュースだ。あとは、米AppleのM1と勝負できる域に近づくよう、パフォーマンスが劇的に向上したSnapdragonの登場を期待したい。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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