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セキュリティ

App Storeの偽Trezorアプリで多額の詐欺被害が発生

2021/04/02

Michael Simon Macworld

 米Appleの公式アプリストアApp Storeに登録されていた偽アプリを通じて、iPhoneユーザーが多額のビットコインを奪われる事件があったことを、米Washington Postが3月30日の記事で報じた。被害額は17.1ビットコインにのぼり、事件当時のレートで60万ドルに相当する。

Credit: Metamorworks/Nature/Getty Images
Credit: Metamorworks/Nature/Getty Images

 顛末はこうだ。iPhoneユーザーのPhillipe Christodoulou氏はこの2月、ハードウエアウォレット「Trezor」に保管しているビットコインの残高をiPhoneで確認しようと考えた。そこで、App Storeで「Trezor」を検索してアプリをダウンロードし、microUSBの変換アダプター経由でLightning端子にウォレットをつないで、ログインのための情報を入力した。すると、何年もかけて貯めた多額のビットコインを、一瞬で盗まれてしまった。

 Trezor自体は、怪しいビットコイン業者ではない。暗号資産を保管する個人向けハードウエアウォレットを発売した企業の先駆けだ。米Twitterの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏も、Trezorのウォレットを利用している。しかし、実のところTrezorは、iPhoneアプリをリリースしていない。同社のWebサイトにあるWikiページにも、現時点でTrezorのウォレットはiPhoneと連携できないとの説明がある。ただし、スペックを細かく調べない限り、見落とす可能性はあるかもしれない。

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