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AI研究者のSamy Bengio氏、GoogleからAppleに転職

2021/05/07

Michael Simon Macworld

 英Reutersの5月3日の記事によると、AI研究者のSamy Bengio氏が、米Googleから米Appleに転職したことが分かった。同氏は約14年間にわたってGoogleでAI研究に従事してきたが、先月末での退職を表明していた。

Credit: Michael Simon/IDG

 記事によると、Appleに加わったBengio氏は、機械学習とAI戦略担当のシニアバイスプレジデントを務めるJohn Giannandrea氏のもとで、新たなAI研究部門を率いる見通し。Giannandrea氏自身も、2018年にGoogleからAppleに移っていた。

 Bengio氏のGoogle退職は、同社が昨年末から今年初めにかけて2人のAI研究者を相次いで解雇したことが背景にあると見られる。昨年12月に解雇されたTimnit Gebru氏は、大規模な言語モデルに伴うバイアスやリスクについての論文を撤回するよう会社から求められ、これを拒んだことで解雇に至ったとされる。また、これに関連する動きを見せていたMargaret Mitchell氏も、社外にファイルを転送したとの理由で、今年2月に解雇となった。今回退職したBengio氏は、両氏への支持を表明していた。

 新たにBengio氏を迎え入れたAppleには、Siriへのテコ入れという意向もありそうだ。AIアシスタントを巡る争いで、SiriはライバルのGoogleアシスタントやAmazon Alexaにリードを許している。Bengio氏は今後、プライバシーに関するAppleの厳格な指針を遵守しつつ、Siriのレベルアップを図るという難しい仕事に挑むことになる。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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