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流出したWindows 11のビルドは初期の不完全なバージョンか

2021/06/21

Mark Hachman PCWorld

 最近ネットに流出している「Windows 11」のビルドに関して、PCWorldは米Microsoftに近い関係筋から情報を得た。それによると、この流出版は、初期の不完全なビルドの一部分で、Microsoftが6月24日に開催する次世代Windowsのイベントでは、もっと完成度が高いものが披露される見込みとのこと。

Credit: Mark Hachman / IDG
Credit: Mark Hachman / IDG

 この関係筋は、流出版のビルドについて、Windows 10ともWindows 11とも言及しなかった。このビルドでwinverコマンドを実行すると、Windows 11と表示され、バージョンはDev、ビルド番号は21996.1となっている。

 Windows 11で加わる変更や新機能については、現時点で確かな情報はない。流出版のビルドを見ると、新しくなったアイコンや角が丸いウィンドウなど、UIに変化が加わっているものの、土台となるアーキテクチャーは基本的にWindows 10を踏襲しているようだ。メール、カレンダー、フォトなど、標準装備のアプリはいずれもWindows 10と同様で、OneDriveとの接続もできる。一方、大きく変わったのはタスクバーで、特にスタートメニューだ。開発中止となったWindows 10Xの要素を大きく取り入れている。

 だが、この流出版のビルドには、Windowsの次期アップデートで加わるはずだった新機能が見られない。例えば、Microsoft Storeアプリの刷新や、オートHDR機能の搭載などだ。オートHDRは、HDR対応ではないゲームの映像をHDRで表示できる機能で、Xbox Series Xで既に正式に搭載しているほか、Windows 10もInsider Preview版では利用できる。

 今回の次世代Windowsの発表に、MicrosoftのSatya Nadella最高経営責任者(CEO)が絡んでいることからしても、流出版のビルドより実物の方が完成度が高いという話には、それなりに信ぴょう性がありそうだ。Nadella氏は、5月の開発者向けイベント「Build」の基調講演で、次世代Windowsが間もなく登場すると述べ、Windowsにとってこの10年で最も重要なアップデートだと話していた。

 流出版のレベルのWindows 11で、Nadella氏がOKを出した可能性もないとは言えないが、Microsoftが何らかの切り札を用意している可能性の方が高いように思える。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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