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iPhoneでうつ病などを診断する機能、Appleが米大学らと開発中か

2021/09/24

Roman Loyola Macworld

 米Wall Street Journal(WSJ)は9月21日、米Appleが外部機関との提携プロジェクトを通じて、うつ病や認知機能低下の兆候をiPhoneで捉える機能の開発を目指していると報じた。関係者の話や内部文書から得た情報として伝えている。Apple製品で健康関連の新機能というと、通常はApple Watchに関する話題が多いが、iPhoneの役割も拡大させる意向のようだ。

Credit: Apple
Credit: Apple

 記事によると、Appleが目指しているのは、移動、身体活動、睡眠パターン、文字入力などのデータを基に、特定の病状に関連しているシグナルを突き止め、アルゴリズムで検出できるようにすることだ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校との共同プロジェクト「Seabreeze(コード名)」では、不安、うつ、ストレスについて研究し、米製薬会社Biogenとの共同プロジェクト「Pi(同)」では、認知機能低下について研究している。これらの提携については、既に発表されている。

 また、これとは別に、米デューク大学と進めているプロジェクトもあり、そちらは子供の自閉症を研究対象にしているとのこと。子供たちの集中力をiPhoneのカメラで把握する方法などを探っているという。

 記事によると、研究プロジェクトはいずれも初期段階で、iPhoneの新機能として実を結ばない可能性もある。しかし、うつ病や不安症などの人が増える中で、何らかの策を打ち出せるかもしれないという点で、Appleの幹部は期待を寄せているようだ。

 WSJの記事では、プライバシーの面で懸念が持ち上がる可能性にも言及している。現在のAppleにとって、プライバシー重視の姿勢は重要だ。今回報じられた機能も、恐らくはiPhone上で処理する形での実現を目指し、Appleのサーバーにはデータを送らない仕組みにするものとみられる。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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