TOPマネジメント > Apple、iPhoneの5Gモデムを2023年から自社製に...

マネジメント

Apple、iPhoneの5Gモデムを2023年から自社製に変更か

2021/11/26

Michael Simon Macworld

 Nikkei Asiaは、米Appleが台湾TSMCにiPhone向け5Gモデムの製造を委託する計画だと、11月24日に報じた。製造は4nmプロセスで、2023年に生産を開始する予定。現行の「iPhone 13」が搭載している5Gモデムは米Qualcommの「X60」で、5nmプロセスで製造している。

Credit: Qualcomm
Credit: Qualcomm

 Appleは2019年に米Intelからモデム事業を買収しており、iPhoneのモデムチップを自社製に切り替えるのは時間の問題と考えられていた。いよいよその時が近づきつつあるようだ。

 Nikkei Asiaの記事によると、Appleはモデムを一から開発し、高周波部品やミリ波部品、パワーマネジメントICも独自のものを準備している。だが、最初のモデムはSoCに内蔵はしないようだ。記事には、今後プロセッサとモデムを統合するための地ならしになるとの言及がある。台湾DigiTimesも18日に、Appleの最初の5Gモデムは単独のチップとして搭載され、SoC「A17(仮称)」には統合されないと報じていた。

 現行のiPhone 13は、SoC「A15」とX60モデムを別々に搭載しているが、ハイエンドのAndroidスマホが搭載しているQualcomm製SoC「Snapdragon 888」は、X60を内蔵した一体型となっている。モデムをSoCに内蔵することは、電力消費の削減やスペースの抑制という面でメリットがある。

 Appleは、Qualcommとの訴訟を2019年に和解した際、複数年のチップ供給契約を同社と結んだ。これは主に、iPhoneとiPad用の5Gモデムを調達するための契約だった。しかし、そのQualcommは16日、投資家向け説明会で、2023年にはiPhoneのモデム全体のうちでQualcommの供給分は20%のみになると明らかにし、Appleの自社製モデムがその頃に登場することを示唆していた。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

↑ページ先頭へ