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iOS 14~15にHomeKit関連のバグ、iPhoneがフリーズする可能性も
2022/01/06
米Appleのスマートホーム管理機能「HomeKit」に関して、iOSにバグがあるとの報告が、セキュリティー研究者から上がった。iPhoneがフリーズする可能性があるバグで、攻撃者に悪用される恐れもある。対象となるiOSのバージョンは14.7~15.2。この問題はAppleに報告済みで、今年初めに修正すると同社は説明しているという。

このバグを発見したのは、セキュリティー研究者のTrevor Spiniolas氏。iPhoneのコントロールセンターでHomeKitデバイスの制御が有効になっている場合、HomeKitデバイスの名前として極端に長い文字列(例えば50万字の名前)を設定すると、iPhoneが操作に反応しなくなるというもの。iPhoneを再起動しても問題は解決しない。
HomeKitデバイスの名前は、ユーザーのiCloudアカウントにも保存されるため、たとえiPhoneを復元(初期化)しても、同じアカウントで再度サインインすれば、問題が再発する。サインイン後の操作で対処する方法もあるが、HomeKitデバイスの名前を変えない限り、根本的な解決にはならない。