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国際的ビジネスメール詐欺の容疑者11人がナイジェリアで逮捕

2022/01/24

Michael Hill CSO

 国際刑事警察機構(INTERPOL)とナイジェリア連邦警察は、国際的なビジネスメール詐欺(BEC)に関与したと見られる容疑者11人をナイジェリア国内で昨年12月に逮捕していたことを、1月19日に発表した。その多くは、世界で数々の企業をだましてきたビジネスメール詐欺集団「SilverTerrier」のメンバーだとしている。

Credit: CHUYN / Getty Images
Credit: CHUYN / Getty Images

 現在の企業が直面しているサイバー脅威の中でも、ビジネスメール詐欺は、頻度や被害額の面で影響が大きい。セキュリティー業界や警察機関は、こうした詐欺を阻止するための取り組みを進めている。「Operation Falcon II」と呼ばれる今回の共同作戦は、その事例の1つだ。

技術的側面に注目

 今回の事例については、米セキュリティー企業Palo Alto Networksの脅威インテリジェンスチームUnit 42が、1月19日のブログ記事で詳しく伝えている。通常この種の作戦では、詐欺行為で利益を得る者のうち、簡単に特定できるマネーミュールやソーシャルメディアのインフルエンサーをターゲットにすることが多いが、Operation Falcon IIは、ビジネスメール詐欺の技術的なバックボーンに照準を合わせ、マルウエアの構築と展開に関するスキルと知識や、こうした詐欺で使われるインフラを持つ者に目を付けた点が新しいという。

 世界各地の企業から奪われた金銭の流れをたどり、詐欺行為の発信元と結び付けることは簡単ではない。そのため、今回逮捕した中には、これまで5年以上にわたって摘発を逃れてきた容疑者もいると同記事は説明している。

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