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iOS 15.3が正式リリース、バグや脆弱性を修正
2022/01/28
米Appleは、「iOS 15.3」の正式版を1月26日に公開した。ベータ版の登場から1カ月ほどでの正式リリースとなった。Appleのサポートページでは、iOS 15.3の更新内容について、「iPhone用のバグ修正とセキュリティーアップデートが含まれ、すべてのユーザーに推奨されます」とだけ言及している。

通常、更新内容についてこうした言い回しをするのは、マイナーアップデートの時だ。例えば、15.2から15.2.1への更新であれば、そうした説明でも違和感はない。しかし、15.2.1から15.3への更新がそのような内容で、ユーザー向けの機能改良がまったくないのも奇妙だ。iOS 15で当初予告されていた新機能の中には、いまだに正式リリースに至っていないものもあるからだ。
例えば、米国でiPhoneに運転免許証や身分証を登録できる機能は、リリースが2022年にずれ込むことが、昨年のうちに明らかとなった。また、iCloud+の「プライベートリレー」機能は、ベータ版にとどまっている。iPadOS 15とmacOS 12に関しては、「ユニバーサルコントロール」もまだ実現されていない。